学校法人でオリジナルグッズ制作のおすすめ【周年記念品-大学・高校・小学校】|コラム

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学校法人でオリジナルグッズ制作のおすすめ【周年記念品-大学・高校・小学校】

目次

    大学周年記念オリジナルグッズの事例調査

    日本の大学の事例

    上智大学(創立110周年

    https://www.kpresto.com/products/sophia.html

    グッズの種類: 大学公募で決定した記念ロゴを用いた各種オリジナルグッズ(具体的な種類は公開情報に明記されていませんが、イベントや行事で活用できるノベルティが想定されます)。

    デザインコンセプト: 学生・教職員から公募した創立110周年記念ロゴが特徴です。ロゴは四谷キャンパス周辺の風景をモチーフに、キャンパスの建物(6号館・7号館の窓)や四谷の象徴である真田濠の形状を取り入れています。大学の地域との結びつきや伝統を表現したデザインとなっています。

    配布方法: 決定したロゴは創立110周年のイベントや行事、記念オリジナルグッズ制作など広報活動で幅広く活用される予定です。具体的な配布方法は公開されていませんが、在学生や教職員へ記念品として配布される可能性があります。

    記念性: ロゴ自体が周年記念を象徴する存在であり、110周年を祝うシンボルとしてグッズに印字されることで記念性を高めています。学生・教職員がデザインに参加したことで、大学一体となって周年を祝う意義が込められています。

    限定性: 110周年限定のロゴであり、該当年度のみ使用されるデザインです。グッズも110周年記念事業限定のオリジナル品となり、周年行事後は入手困難になる限定品といえます。

    実用性: ロゴは様々なグッズに展開される予定のため、日常的に使えるアイテム(例:文房具や衣類など)に印刷される可能性があります。実用性と記念性を兼ね備え、日常で使いながら大学の節目を感じられるよう配慮されています。

    反響: 学内でロゴ公募が行われたこと自体が話題となり、採用作品は読売新聞の教育サイトでも紹介されるなど注目を集めました。学生・教職員から自分たちのデザインが選ばれたことで愛校心が高まり、記念グッズへの関心も高まったと考えられます。

    青山学院大学(創立150周年

    https://www.aoyama.ac.jp/social_inoutline/information/contribution/news_20240913_01

    グッズの種類: ファッションブランド「niko and …」と大学生のコラボにより、トラックジャージ、ラグラン長袖Tシャツ、ショルダーバッグ、ポーチの4種類の記念グッズが企画・製作されました。いずれも着用・使用しやすいアパレル系アイテムです。

    デザインコンセプト: 創立150周年コンセプト「響け、青学マインド」をテーマに、学生12名とブランドの商品チームがデザインを考案しています。スクールカラーの濃緑色を基調とし、青山キャンパスの象徴である銀杏並木を表すイチョウ色をアクセントに使用するなど、青山学院らしさを感じる色使いやモチーフが随所に盛り込まれています。キャンパスの校舎写真をバックプリントや刺繍で取り入れ、「一見さりげないがお祝いの意匠が隠れている」デザインになっています。記念グッズに印字されたロゴも「niko and …」と共同制作した限定デザインで、青学生の誇り(青学マインド)とブランドのセンスが融合した仕上がりです。

    配布方法: 基本的に販売形式で、青山学院購買会(生協)店舗(青山・相模原キャンパス)およびオンラインショップ、さらに「niko and …東京店」や同社の公式WEBストア(.st)にて取り扱われました。発売前には2024年10月に生協オンラインで先行予約販売が行われ、予約数に上限が設定され即終了となる可能性も示唆されました。2024年11月1日から店頭販売が開始され、学内外の購入希望者が入手できるようになっています。

    記念性: 150周年の節目を祝うための公式グッズであり、タグやロゴに150周年記念の印が付されている点に記念性があります。デザイン面でも銀杏並木や校舎写真など歴史と伝統を想起させる要素を取り入れ、大学の歩んだ歴史を感じられる記念アイテムとなっています。

    限定性: 「青学×niko and …」コラボによる限定商品であり、150周年企画限定のデザイン・アイテムです。販売期間も周年記念年に限られており、限定コラボならではの希少価値があります。今後同様のデザインで再販される予定はなく、周年行事限定のコレクターズアイテムとなっています。

    実用性: ジャージやTシャツ、バッグ、ポーチといった日常的に使用できるファッションアイテムで構成されており、普段使いできる実用性が高いです。デザインも一見シンプルで普段のコーディネートに取り入れやすく、それでいて内側のタグやワンポイントに記念要素があるため、ユーザーが日常で活用しやすい工夫が凝らされています。

    反響: 発表当初から学内外で注目を集め、SNSでも話題になりました。学生プロジェクトメンバーは「多くの現役青学生やOB・OGの方々に手に取ってほしい」という想いで製作しており、実際に発売前の先行予約も行われるなど反響が大きく、青山学院公式Instagramでもコラボグッズの情報が発信されています。販売開始後は大学関係者だけでなく一般にも広く購入され、限定グッズならではの注目度となっています。

    奈良女子大学(創立100周年

    https://kotobank.jp/word/奈良女子大学創立百周年記念切手しーと-1995626

    グッズの種類: 記念切手シートおよび大学公式写真集が制作されています。特に記念切手シートは、80円切手10枚で構成されたフレーム切手セットとして企画されました。写真集は学内の歴史的写真を収めたオリジナルアルバムです。

    デザインコンセプト: 記念切手シートには、奈良女子大学の前身校である奈良女子高等師範学校の本館(重要文化財の記念館)の様子を様々な角度から撮影した写真や、明治時代製造の日本最古級ピアノ「百年ピアノ」、キャンパスから望む若草山の山焼きの光景など、大学の歴史と奈良の伝統を象徴する図柄が選ばれています。大学の100年の歩みと地域文化を視覚的に伝えるコンセプトです。写真集も創立からの歴史を振り返る内容になっており、学生生活や校史にまつわる貴重な写真が収録されています。

    配布方法: 記念切手シートは大学生活協同組合にて販売され、購入者には大学100周年事業募金への寄付にもつながる形が取られました。在学生や教職員、卒業生だけでなく一般にも購入可能な形で広く頒布されています。写真集も大学生協や記念式典等で販売・頒布され、希望者が入手できるようになっています。

    記念性: 100周年という大きな節目を記念して作成された公式グッズであり、大学の歴史的建造物や文化財、行事を題材にしたデザインで強い記念性を帯びています。加えて、切手シートの売上の一部が記念事業募金に充てられるなど、単なるグッズ販売に留まらず記念事業そのものへの貢献にもなっており、周年記念としての意義が深められています。

    限定性: 記念切手シートは2009年5月限定発売の特別商品で、価格は1シート1600円(税込)と設定されました。発行数量にも限りがあり、以降増刷予定もないためコレクターズアイテムとなっています。写真集も100周年記念に合わせて刊行された限定版であり、いずれも創立100周年限定のグッズです。

    実用性: 切手シートは実際の郵送にも使える実用品ですが、デザイン性が高いためコレクションや贈答品としての要素が強いです。写真集も実用的というより保存的価値の高い記念出版物です。ただし切手を使えば日常の郵送で大学の記念を広報できる利点もあり、実用と記念を兼ねたグッズと言えます。

    反響: 100周年記念切手シートは大学関係者やOB・OGに広く購入され、収益の一部が募金に充てられるという点も好意的に受け止められました。地域の郵趣家や卒業生からも関心を集め、発売当時はニュースにも取り上げられています。また、写真集は卒業生にとって懐かしい写真が収められていることから評判が良く、大学の歴史を振り返る良い機会になったとされています。

    大東文化大学(創立100周年

    https://www.daito.ac.jp/100mannaka/details_00749.html

    グッズの種類: トートバッグ、タンブラー、ハンカチタオルといった日常使いできるアイテムが100周年記念グッズとして選定されました。また、オリジナルラベルのミネラルウォーター(ペットボトル)も学内自販機で販売される記念商品として企画されています。さらに過去の90周年時にはキットカット(チョコレート)とのコラボ商品も作られており、100周年でも「誰もが知るお菓子」とのタイアップグッズを検討中とされています。

    デザインコンセプト: 100周年を広く周知し、大学愛を醸成することが目的です。トートバッグやタンブラーには100周年のキービジュアルや大学ロゴがあしらわれ、大学の新タグライン「真ん中に文化がある。」にちなみ文化的要素を取り入れたデザインがなされています。ペットボトルのラベルには可愛らしさと大東らしさが両立したキービジュアルを用い、学生にも親しみやすいデザインになっています。各グッズ「在学生・教職員・OB/OGなど幅広い層が手に取りやすい日常アイテム」という観点で企画されており、記念ロゴやスローガンをさりげなく配置することで普段使いしやすく仕上げています。

    配布方法: 記念グッズには、イベントでの限定配布品(例:ホームカミングデーで来場者に配布)と、学内店舗やオンラインショップで販売する商品とが用意されました。2023年5月から生協等で一般販売が開始されており、在学生・教職員だけでなく卒業生や一般の方も購入可能です。一部グッズ(例:ミネラルウォーター)は学内自販機で販売する形で手に取りやすくする工夫もされています。イベント限定配布品については学園祭や式典の参加者に無料配布され、記念の場でその場限りの入手となるものもあります。

    記念性: 100周年の節目を記念した公式グッズであり、全てに「100th Daito Bunka University」等のロゴやキービジュアルが入っているため強い記念性があります。また、グッズ企画自体を在学生チームが担当し、約1年半かけて検討した経緯があるため、「学生と大学が一体となって創り上げた100年の記念」という意義が付加されています。過去グッズ(90周年キットカットなど)への言及もあり、節目ごとの伝統として記念グッズを作り継いでいる点も特徴です。

    限定性: 100周年限定デザイン・限定販売のアイテムです。販売も記念事業期間中のみで、数量も限られるものがあります。例えばオリジナルラベルの水は学内限定流通ですし、記念キットカットのような食品コラボは期間終了後は入手できません。限定配布品はイベント時のみの頒布であり、まさにその場の記念となるものでした。

    実用性: 選定アイテムはいずれも日常生活で役立つ実用品です。トートバッグは通学や買い物に使え、タンブラーは飲み物用、ハンカチタオルも日常の必需品です。実際、職員が通勤にトートを使ったり、学生がタオルを使用している様子が見られ、普段から使えることで記念グッズが生活に溶け込んでいます。価格設定も比較的手に取りやすい水準に抑え、ミネラルウォーターのように低価格で大量に流通させる商品も企画することで、多くの人の目に触れる工夫をしています。

    反響: 在学生や教職員が実際にグッズを使用している姿が見られ、企画者たちは「製作側としてとても嬉しい」と述べています。2023年6月のホームカミングデーでも多数のOB・OGがグッズを手に取り、購入する様子があり、卒業生にも好評でした。学内では100周年記念自販機の水も話題となり、キャンパスの至る所で周年を実感できると好意的に受け止められています。また、過去の記念グッズ(90周年時のキットカット)はユニークな試みとして学生に記憶されており、100周年でも「次は何が出るのか」と期待する声が上がるなど反響が見られました。

    昭和大学(創立90周年

    https://90th-showa.jp/goods/index.html

    グッズの種類: 医療系総合大学である昭和大学は、創立90周年記念としてオリジナルフレーム切手、記念どら焼き、記念クッキーの3種類を企画しました。フレーム切手は大学キャンパスや附属病院の写真を用いた切手シート、どら焼きは老舗和菓子店と提携した焼印入りの菓子、クッキーは大学90周年デザイン印刷の缶入り菓子です。

    デザインコンセプト: フレーム切手は「創立から現在までのキャンパスや病院の様子」を写真で切手化しており、大学の歩みと発展を振り返るコンセプトです。どら焼きには和菓子メーカー亀谷万年堂の協力でオリジナル焼印(大学90周年ロゴ等)が押され、詰め合わせには同社の銘菓「ナボナ」とセットにしたものも用意されました。クッキーは缶の蓋とクッキー表面に90周年記念ロゴデザインがプリントされており、缶は記念品として長く残せるよう工夫されています。全体として「大学の歴史と伝統を美味しく味わい、形にも残る」デザインコンセプトと言えます。

    配布方法: フレーム切手は昭友商事株式会社(大学関連会社)にて注文販売が行われ、申し込みにより購入できる形式でした。どら焼きとクッキーは大学生協(旗の台キャンパス店)で店頭販売されました。特にどら焼きは受注生産で、希望日の2週間前までに注文が必要と案内されています。贈答用ニーズも考慮し、セット商品やバラ売りを用意するなど配布(販売)方法に工夫が凝らされました。

    記念性: 90周年記念ロゴや写真をふんだんに取り入れたグッズであり、大学の歴史やブランドを体現する記念品です。とりわけフレーム切手はキャンパスと病院の移り変わりを一望でき、大学関係者にとって懐かしさと誇りを呼び起こす記念性があります。菓子類も焼印やプリントによって「90周年」の文字やロゴがしっかり表示され、食べてお祝いできる記念品となっています。

    限定性: いずれのグッズも90周年限定生産・販売です。フレーム切手は申込制限定販売、どら焼きは受注生産限定、クッキーも記念缶仕様で期間限定販売となりました。特に食品は賞味期限もあるため周年行事期間中のみの提供で、在庫がなくなり次第終了という限定性が高いアイテムでした。

    実用性: フレーム切手は実際に郵送に使うこともできますが、多くの購入者にとっては観賞・保存用でしょう。しかし郵便物に貼れば大学PRにもなり、実用性もあります。どら焼き・クッキーは消えもの(消費物)ですが、美味しく味わった後にクッキーの記念缶が手元に残るなど、形にも残るよう配慮されています。特にクッキー缶は小物入れ等に再利用でき、実用的なお土産となりました。

    反響: 生協店頭で販売された記念菓子は卒業生や教職員による贈答用需要もあり好評でした。亀谷万年堂製という信頼感や、大学ロゴ入りの珍しさから話題性も高く、学内報などでも紹介されています。フレーム切手はコレクターやOBに喜ばれ、申込を通じて全国から注文が寄せられました。また、90周年記念事業の一環としてミュージアム(上條記念館)開設や式典も行われ、多方面から注目を集めたことでグッズにも関心が波及したと考えられます。

    立命館大学(創立125周年

    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000371.000003197.html

    グッズの種類: 大手セレクトショップのユナイテッドアローズ(UA)がプロデュースした記念グッズ3種(Tシャツ、ハンドタオル、ソックス)が発売されました。さらに、125周年を機に新たに展開する大学オリジナルグッズシリーズ(架空のブックストアをモチーフにしたデザインのTシャツ、トートバッグ、ポーチ、ソックス、マグカップ、ハンドタオル等)も順次発売予定です。

    デザインコンセプト: 記念グッズ3種には、立命館学園の未来ビジョンである「R2030」のタグラインロゴ「Futurize.」がデザインアイコンとして据えられています。創立125周年を契機に「未来へ変革していく学園の姿」をファッションで表現したコンセプトで、スクールカラーのえんじ色を基調に用いながらも、多様な学生が集う国際性をマルチカラーのスローガン表現で示しています。ハンドタオルは今治産で高品質、全体に「Futurize.」モノグラム柄を織り込むなど、シンプルながら洒落たデザインです。ソックスはつま先にロゴを編み込み、履き口裏に「RITSUMEIKAN」文字を忍ばせるといった遊び心があり、左右で違う配色にするなど若々しいセンスが光ります。いずれも「自由と挑戦」のDNAを持つ立命館の精神を継承しつつ、新たな未来像を示すデザインとなっています。

    配布方法: 2025年6月2日より、立命館大学各キャンパスの生協ショップおよび生協オンラインショップで販売開始されました。UAの一般店舗やオンラインストアでは取り扱わず、学内流通に限定されています。その後も6月9日以降、UAプロデュースの新デザイン大学グッズが順次生協で発売される予定です。配布形態はいずれも販売であり、在学生・教職員はもちろん、卒業生や一般ファンも生協経由で購入可能な形になっています。

    記念性: 125周年記念事業の一環として制作された公式グッズであり、タグライン「Futurize.」を通じて学園の125年と未来への抱負を象徴しています。従来の校章や歴史的モチーフではなく未来志向のキーワードを前面に出した点が特徴で、「これからの立命館」を記念グッズで表現する新しい試みです。同時にスクールカラーや学園名ロゴも織り込まれており、125年の伝統とこれからの展望を両立させた記念性の高いデザインとなっています。

    限定性: UAとのコラボによる数量限定・期間限定生産です。125周年記念グッズ3種は周年記念公式企画として限定発売され、追加生産や再販の予定はありません。さらに新展開の大学オリジナルグッズも、125周年を契機に企画された特別版であり、デザイン自体が新規開発の限定ものです。一般店舗で買えず生協のみの取り扱いという点でも限定性が高く、コレクション性のあるアイテムになっています。

    実用性: Tシャツ・タオル・ソックスはいずれも学生の日常生活で使いやすい実用品です。素材や品質にもこだわっており、Tシャツは6.3オンスで肌触り良好、タオルは今治産でギフトにも適う品質、ソックスはパイル編みで履き心地快適と、機能性も重視されています。普段使いしながら学校への愛着を感じられるよう、派手すぎないデザインに留めているため、在学生には日常着・日用品として、卒業生には思い出の品として実用的に役立つでしょう。

    反響: プレスリリース直後からファッション業界誌や大学関係者の間で注目され、「大学と有名ブランドの協業」という点で話題になりました。特に学生からは「おしゃれで使いやすい」と好評で、発売日に合わせて生協ショップを訪れる人も多く見込まれています(発売日が近いため詳細な売上データは未発表)。卒業生からも「懐かしさと新しさを感じるデザイン」と評価する声があり、125周年の記念として良い思い出になるグッズだと期待されています。

    海外の大学の事例

    ケンブリッジ大学(創立800周年

    https://www.ndtv.com/offbeat/special-beer-to-mark-800-yrs-of-cambridge-398039

    グッズの種類: 世界有数の古窓である英国ケンブリッジ大学は、2009年に創立800周年を迎えました。その際、オリジナル記念グッズや特別なコラボ製品が多数登場しました。例えば、著名な児童文学作家・イラストレーターのクェンティン・ブレイク氏が大学ゆかりの人物を描き下ろし、そのイラストを用いた記念ポストカードや紅茶用ティータオル、マグカップなどが販売されました。ブレイク氏はアイザック・ニュートンやダーウィン、ヘンリー8世といった歴史上の偉人をユーモラスに描き、大学に寄贈しており、これらのデザインが記念グッズとして人気を博しました。

    デザインコンセプト: 800年の歴史を振り返りつつ祝福することがテーマでした。ブレイク氏のイラストグッズでは、大学の歴史的人物や建造物(キングス・カレッジ礼拝堂など)が親しみやすいタッチで描かれ、伝統と遊び心を融合させたデザインとなっています。また、地元の醸造所であるGreene King社は、中世のビールを現代風に復刻した記念エール「1209」を醸造し、800周年を祝う特別製品としました。これは創立年にちなみ命名されたビールで、当時の醸造レシピを基に現代人の味覚に合わせて調整されたものです。つまり、「伝統の再現と現代的アレンジ」が全体的なコンセプトといえます。

    配布方法: 記念グッズは主に大学公式ショップや提携先(ミュージアムショップ等)で販売されました。クェンティン・ブレイクのポストカードはケンブリッジ市内のフィッツウィリアム博物館で購入できた例があります。公式オンラインショップや卒業生ネットワーク向けにも800周年記念グッズが提供され、卒業生・学生・教職員が購入できるように案内されました。また、記念エール「1209」はケンブリッジ市内の有名パブ(イーグルなど)で期間限定で提供され、地域の人々や大学関係者が実際に乾杯できる形で配布されています。これは大学から一般市民への周知も兼ねたユニークな配布(販売)方法でした。

    記念性: 800年という非常に大きな節目であるため、その記念性は群を抜いて強く、大学と関係の深い著名人の力を借りたり、創立年号を商品名にするなど随所に盛り込まれています。特に「1209エール」は、中世当時の学生が飲んでいたであろうビールを再現するというロマンあふれる試みで、大学の創立時代に思いを馳せる記念品となりました。ロゴや公式エンブレム入りの記念マグカップ・衣類なども多数作られ、800という数字と大学紋章が入った限定デザインで販売されています。こうしたグッズを通じて800年の伝統と功績を称えるメッセージが発信されました。

    限定性: 800周年記念グッズは2009年限定生産・販売であり、多くがその年のみの取り扱いでした。ブレイク氏デザインのアイテムも限定コレクションで、現在では入手困難です。記念エールも周年行事期間限定の提供で、800周年祝いの年が終わると醸造は終了しています。これらは超長寿大学ならではの限定品であり、卒業生やコレクターには非常に価値のあるメモリアルアイテムとなりました。

    実用性: ティータオルやマグカップ、衣類といったグッズは日常的に使える実用品でありながら、記念のデザインを楽しめるものです。ポストカードは実際に投函もできますが、多くの人は記念に手元に残すでしょう。ビール「1209」は実際に飲んで楽しむもので、味わいながら大学の歴史を感じるユニークな体験型グッズでした。実用品であることで、大学の記念が単なる飾りでなく生活に密着した形となり、在学生や教職員が日々使うことで愛校心を育む効果も期待されました。

    反響: ケンブリッジ大学800周年は英国国内外で大きく報道され、記念グッズも高い注目を集めました。記念エールは「学生・卒業生・教職員・市民が一緒になって乾杯できる」として好評で、多くの人がパブで800周年を祝ったと伝えられています。クェンティン・ブレイク氏のイラストグッズも芸術的価値から評判となり、大学関係者だけでなく観光客にも売れ行きが良かったようです。全体として、800年の歴史にふさわしい盛大な記念事業となり、グッズも完売するアイテムが出るなど大成功だったと報告されています(大学公式発表によれば、限定品の多くが早期に売り切れたとのこと)。長い歴史を持つ大学だからこその伝統と革新が融合したグッズ展開は、他大学のモデルケースとしても注目されました。

    参考: 上記以外にも海外ではハーバード大学が創立350周年(1986年)で記念行事を行い限定グッズを出した例や、イタリアのパドヴァ大学が800周年(2022年)に記念コインを発行した例などがあります。それぞれの大学が自校の文化・歴史に合わせたオリジナルグッズを企画しており、日本・海外を問わず周年記念グッズは大学の伝統と創意工夫を示す象徴となっています。

    他にもある周年記念行事の記念品の制作についての検索結果

    2.学校記念品の制作事例|大阪美容専門学校様 …

    大阪美容専門学校様による学校記念品の制作事例です。当学校は、美容やファッションに特化した専門学校として全国的に知られており、そのイメージを活かした記念品の制作をご依頼いただきました。制作された記念品は、生徒や卒業生、来場者など、さまざまな方に喜ばれ、学校のブランディングにも一役買っています。

    【事例165】学校法人様の記念撮影用にバックパネルを製作いたし …

    学校法人様向けの記念品制作事例として、2022年3月8日に完成したバックパネルの使用風景が公開されました。このバックパネルは学校名やデザインを印刷製作した格子柄が特徴で、写真撮影時に活用されています。詳細な情報はリンク先でご確認ください。

    オリジナルA4クリアファイルの制作事例|佼成学園女子高等学校 様 …

    佼成学園女子高等学校様にて制作したオリジナルA4クリアファイルの記念品制作事例をご紹介します。このクリアファイルは美容やコスメ関連のイベントやプレゼントに最適です。ご興味のある方はカタログをご請求ください。

    オリジナルオフィス用品の制作事例|XX大学 様 …

    XX大学様にて制作したオリジナルオフィス用品の記念品制作事例をご紹介します。このオフィス用品は新入生歓迎イベントや卒業記念品として大変人気があります。最新2024年度版のカタログもご用意しております。

    学校の周年記念品の製作実績 | ケープレスト株式会社

    学校の周年記念品制作事例をご紹介します。弊社では、学校向けの記念品の製作実績が豊富です。例えば、卒業記念品や創立記念品など、様々なアイテムを制作してきました。

    学校のロゴやマスコットをデザインしたオリジナルグッズや、卒業生や教職員に喜ばれるアイテムなど、お好みや用途に合わせてプロフェッショナルな制作を行っています。

    お客様のニーズに合わせてデザインから製作まで一貫してサポート致します。学校の大切な記念イベントや行事にぴったりな記念品をお探しの方はぜひご相談ください。

    学校向け名入れオリジナルノベルティ・販促グッズなら学校販促応援隊

    学校向けオリジナル名入れノベルティ専門サイトといえば学校販促応援隊。オープンキャンパス・入学説明会・入学式・卒業式・文化祭・創立記念品などの販促グッズを豊富に取り揃えています。学校の記念品やイベントグッズを制作する際には、ぜひ一度学校販促応援隊をご利用ください。専門のデザイナーがお手伝いし、学校のイメージにぴったりなオリジナル商品を作成いたします。学校のブランディングやイベントの成功に貢献するお手伝いをさせていただきます。さまざまなラインナップのアイテムの中から、お好きなデザインやロゴを入れて、学校の特別な思い出を形にしませんか。

    このようなサイトがありますよ。説明: 規格: 単色; 目的・シーン: 周年・創立記念品会社・企業・団体; 投稿者: 英会話学校ザ・ニュービレッジ様; お客様コメント: イギリス人グラフィックデザイナーによる制作事例が掲載されたサイトです。

    制作事例|丈夫で軽いコンビニバッグ 英会話学校ザ・ニュー …

    英会話学校ザ・ニュービレッジ様が制作した丈夫で軽いコンビニバッグの記念品が掲載されています。イギリス人グラフィックデザイナーによる高品質なデザインで、お客様からも高い評価を受けています。

    周年記念行事や学校の行事のときに、オリジナルグッズ制作がよく取られている効果はさまざまな理論でも支えられています。

    ① アイデンティティの形成(社会的アイデンティティ理論)

    • 社会的アイデンティティ理論(Social Identity Theory) によると、人は自分が属するグループ(学校・大学・企業など)に対して強い帰属意識を持ち、そのグループが他とは異なる独自性を持つことに誇りを感じます。
    • オリジナルグッズの製作は、所属するグループの独自性や価値観を具体的な形で示すため、所属メンバーは自己の一部としてそのアイテムを認識し、グループへの強い帰属意識や誇りを感じます。

    :高校や大学が校章や学校カラー入りのオリジナルグッズを製作すると、学生は「自分たちは特別だ」と感じ、強い仲間意識やプライドが醸成されます。

    >>学校案内にブランディング視点を取り入れる方法


    ② 心理的所有感(心理的所有権理論)

    • 心理的所有感(Psychological Ownership) とは、人が対象物に対して実際に所有権がなくても「これは自分のものだ」と感じる心理状態です。特に、自らが参加して作り上げたり、自分に関係するデザインや要素が含まれることで、心理的所有感は強化されます。
    • オリジナルグッズは、自分が属する集団のアイデンティティを具体的な物理的アイテムとして提供するため、心理的所有感を高めることにつながります。

    :学校の周年記念で生徒がデザインに参加した記念品は、単なる記念品以上の「自分たちのもの」という感覚を強く生み出します。

    >>キャラクターの心理的・社会的活用の可能性について


    ③ 自己効力感(セルフ・エフィカシー理論)

    • 自己効力感(Self-Efficacy) は、自分自身が特定の行動を達成できると信じる心理的な感覚です。
    • 独自性のあるオリジナルグッズを企画・デザインしたり、制作に関わった人は、「自分がこのアイテムを作り出した」という達成感を得ます。この経験は自己効力感を向上させ、自信を高める効果があります。

    :生徒や学生が記念グッズのデザインに参加することで、自己効力感が高まり、さらなる積極的な活動への動機づけになります。

    >>オリジナルTシャツで部活動の一体感とモチベーションを高めよう


    ④ フロー体験(Flow Theory)

    • フロー体験(Flow) とは、ある活動に没頭し、時間の経過を忘れるほど集中した心理的状態です。オリジナルグッズのデザインや製作過程での創造的活動は、フロー体験を引き起こしやすい要素を持っています。
    • フロー体験を通じて得られる充実感や満足感は、参加者の幸福度や創造性を向上させることが知られています。

    :オリジナルグッズのデザインに学生が参加することで、作業に夢中になり、高い集中力や創造性を発揮することがあります。

    >>フロー理論から考える高付加価値な体験型観光のあり方


    ⑤ 内発的動機づけ(自己決定理論)

    • 自己決定理論(Self-Determination Theory) は、自律性、関係性、有能感という心理的欲求を満たすことで、内発的な動機が高まるとしています。
    • 独自性の高いオリジナルグッズを作ることで、自分たちのアイデアや好みを反映できるため、自律性や関係性が強化され、内発的動機づけが高まります。

    :自分たちが考えたグッズを使ったり周囲に配布することで、その活動に参加したことへの満足感が深まり、自発的に行動を続けるようになります。

    >>ゲーミフィケーションはモチベーションを生み出すか


    ⑥ 差別化と希少性の心理(希少性原理)

    • 希少性原理(Scarcity Principle) によると、人は入手しにくいものや独自性の高いものに対して特別な価値を感じます。オリジナルグッズは、他では手に入らないという点で、この希少性を心理的に刺激します。
    • 特別感や限定感が高まることで、受け手はそのアイテムへの評価や愛着を高めます。

    :周年記念限定アイテムは卒業生や在校生にとって入手価値が高まり、記念として大切に保管されます。

    >>小学校の周年記念イベントは何をするべき


    ⑦ 想起効果(心理的プライミング)

    • 心理的プライミング(Priming) とは、無意識的に特定の刺激(視覚的、触覚的など)に接することで関連する記憶や感情が活性化する現象です。
    • オリジナルグッズは日常的に触れることで、所属する組織やその関連するポジティブな記憶・感情を繰り返し想起させ、組織への好意やロイヤルティを強化します。

    :卒業記念品のペンやタンブラーを使うたびに学校での良い記憶が想起され、学校に対するポジティブな感情が維持されます。

    >>ROIについてノベルティグッズ制作を事例に考えてみた

    さまざまな実効果について、明確に認識をしていなくてもこのような感覚がみなさんあるので学校は記念行事にオリジナルグッズを制作しています。

    明確な意識を超えて感じ取れるオリジナルグッズの魅力

    学校が周年記念や行事においてオリジナルグッズを積極的に制作する背景には、 様々な心理的効果が存在しているからです。 学生や教職員、卒業生、地域住民は、それらの心理効果を明確に認識しなくても、 自然にその価値を実感しています。

    社会的アイデンティティ理論が導く所属意識
    私たちは所属する組織への帰属意識を持つことで、自分自身の価値や誇りを感じます。 学校のロゴや校章をまとったグッズを身に着けることにより、 「特別なグループの一員である」 という自覚が生まれ、一体感や団結力が高まります。この感覚は学校生活全般に良い影響を及ぼし、 学業や課外活動において成果を向上させる要因となります。

    心理的所有感が育む学校への愛着
    学生自身がオリジナルグッズの制作に参加すると、グッズを単なる物としてではなく、 「自分たちが創り出した特別な作品」 と感じるようになります。青山学院大学や大東文化大学のように、 学生参加型でデザインを決定する大学では、学校への帰属意識や愛着が自然と向上します。

    自己効力感を高める制作プロセス
    オリジナルグッズの企画やデザインに携わることは、学生や教職員にとって、 「自分が何かを達成した」 という具体的な成功体験を与えます。この体験はさらに高い目標への挑戦意欲を後押しし、 学校内外で積極的な行動を促すきっかけになります。

    創造性を刺激するフロー体験
    オリジナルグッズの制作過程で人々は創造的活動に没頭し、 充実感や幸福感を体験します。 青山学院大学の学生と企業のコラボレーションのように、 実社会に近い経験を積むことで、卒業後も母校への強い絆が維持されやすくなります。

    自己決定理論による内発的動機づけの促進
    自律性、関係性、有能感を満たす自己決定理論は、 オリジナルグッズを通じて学生の内発的な動機づけを促します。 奈良女子大学や立命館大学が地域や企業と連携したように、 社会との関わりを意識させるプロジェクトは学生の社会的責任感を強化します。

    希少性原理で価値を高める限定品
    限定的な期間や数量で提供されるグッズは、 人々に特別な価値を感じさせます。ケンブリッジ大学の800周年記念品のような限定アイテムは、 卒業生や地域住民に強い魅力を与え、学校のブランド価値を高めます。

    想起効果(プライミング)による持続的な印象
    日常的に使用するグッズに学校のロゴや記念デザインを取り入れることで、 繰り返しポジティブな記憶が喚起されます。 この無意識的な働きは、卒業後も学校への好意的な感情を長期間維持し、 学校への評判や寄付など積極的な関与を促進します。

    まとめとして
    これら心理学的な理論に基づく多様な効果を理解しなくても、 学生や関係者は自然にその魅力を感じ取っています。 だからこそ学校は、単なる記念のためにとどまらず、教育的・社会的な意義を含めて、 積極的にオリジナルグッズを制作し続けているのです。

    弊社の学校記念品向けのオリジナルグッズのご紹介

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